【事務局】太田川水系ホタルのハシゴをしてみました【磐田市ひょうたん池→掛川市上垂木ホタルの里】
2019年3月1日発行の「てくてく太田川第18号」の中面にて、「太田川水系でホタルのハシゴ」をご提案させていただきましたこともあり、2019年5/31(金)に実行してみました。
急な実行だったこともあり、カメラ三脚等の事前準備もなく、画像がブレていたりとよろしくありませんがご容赦ください。
①ひょうたん池18:30-20:10
(ホタルが飛び始めるのは19:30前後から)
関連サイト
https://twitter.com/hyoutanikeiwata
http://www.at-s.com/event/article/animal/492633.html
移動時間約30分
②上垂木ホタルの里20:40-21:20
(本部は21:00で撤収)
関連サイト
http://www4.tokai.or.jp/firefly4360221/index.html
http://www.at-s.com/event/article/animal/121253.html
※アットエス、なぜかしら「イベントは終了しました」と記載がありますが、ホタル観賞会など終了していません。
http://www.kakegawa-kankou.com/news/9294/
上記、①と②の文字をクリックすると、マップにて場所をご案内します。
いやいや、予想以上にめちゃくちゃおもしろかったです。
2018年10月26日(金)に開催された「ホタル自慢会議」での白熱した交流に立ち会っていたのでわかっていたとはいえ、同じホタルでも、見せ方など、これほどにも違うのか~
※てくてく太田川第18号中面をご覧ください。(袋井土木事務所のサイトPDFに飛びます。)
http://doboku.pref.shizuoka.jp/desaki/fukuroi/public/tekuteku/018.pdf
ちょっと長くなるかもしれませんが、サクッと報告します。
①磐田市ひょうたん池【ひょうたん池自然を考えよう会】
18:30、まだ明るい時間の早めにひょうたん池に到着。
手作り看板が、これまたワクワク感を増加させますね。
ホタルが飛び交う約1時間前の飼育小屋の中。
まだ見学者はいない。
さて、どこにホタルが隠れているんだろうか?
ひょうたん池自然を考えよう会のホタル部長である磯部吉孝さんに案内され、もうそろそろ出番か、と早々に出てきているホタル君を教えてもらう。
こんなに近くで安全に見られるのか~
と、なるほど、ひょうたん池のホタルの特徴をあらためて確認。
取材でお世話になった
金原和義会長や
守屋尚密さんとも、今年のホタルの事や、「上垂木のホタルを守る会 」とのその後の交流について等などお話をすることができました。
さてさて、段々と暗くなってきたので、車を、近くの病院の協力で借りておられる駐車場へ移動しますと、スタッフの皆さんが、ぼちぼち交通誘導案内の準備。
19時には、完全セット。
このような裏方の皆さんの働きがあって、はじめてこのようなイベントが成り立つんですね。
お疲れさまです。ありがとうございます。
19時20分頃、いよいよホタルの何匹かが光り始めると、来場者がボチボチ。
飼育小屋の前では、
磯部ホタル部長が気さくにお出迎えです。
来場者さん、ひとりひとりに、丁寧に声をかけられていました。
飼育小屋内部はこんな感じ。
実際には、もう暗いのですが、カメラのISOを上げているので、明るめに写っています。
ひょうたん池のホタルは人なつっこいのでしょうか。
男の子の手にとまってきて、男の子は大喜び。
19:30を過ぎると、飼育小屋前に行列ができました。
下の写真は19:45頃です。
あちらこちらから、歓声と笑顔も飛び交っています。
初夏のこういう雰囲気、空気感はいいですね。
季節を感じます。
前の週は中日新聞、
5/31(金)には静岡新聞でも取り上げられたようですね。
「今日は静岡新聞を見て来場された方も多いのではないか」と金原会長。
先週5/25(土)には、850人が来場されたとのことです。
行列はできていますが、係員の方が誘導してくださるので、待ちくたびれる、という心配は無用でした。
ご安心ください。
実際は人の顔が見えない位に暗いのですが、20:00ちょっと前の飼育小屋の中ではこんな感じ。
ホタルも何匹も飛び交っていて、人の体にとまったり、目の前10cm位の所を横切ったり。
手を伸ばしている人がたくさんおられますね。
ホタルのご機嫌が良ければ、手にとまってくれます。
触れたりもできますが、体が柔らかいため、強く握らないでね。とのご案内。
ひょうたん池のホタルは先週がピークで、もの凄い数が飛んでいたようですが、今は徐々に減ってきているようです。
でも、十分に楽しめました。
ありがとうございました。
さてさて、磐田市ひょうたん池をそろそろ出ないと、上垂木のホタルに間に合わない。
20:10頃にひょうたん池をあとにする。
安全第一、制限速度厳守で走行。
行き方は以下をクリックすると地図が出てきます。
ひょうたん池【磐田市】から上垂木ホタルの里【掛川市】までの行き方
②上垂木ホタルの里【上垂木ホタルを守る会】
真っ暗な田んぼ道を走らせると、おのずとワクワク・期待感が膨らんできます。
今年の放流は例年から比較すると、かなり少なかった、と聞いていたので、ちょっと心配。
20:40ちょっと過ぎに到着。
上垂木でも、地域のみなさんが裏方でおもてなし。
無料で楽しませていただくにも関わらず、やさしい声をかけていただき、ありがとうございます。
本部を通過すると、榛村俊男会長は来場者とお話中だったので、先にホタルを見に垂木川へGO。
わー、飛んでる、飛んでる。
そこら中で、子どもだけでなく、いい年のおじさん、おばさんの歓声が上がっている。
てくてくメンバーで行った2014年5月下旬の、まさしく乱舞からすると落ち着いていましたが、十分十分。
2014年5月下旬のブログは以下。
https://ohtagawada.hamazo.tv/e6007939.html
榛村会長は、「この位の方がむしろ自然かもしれないね。」というのも確かにそうかもしれません。
「実は、今年放流した幼虫は、前年の4200匹と比較しても1500匹と少なく、今年はなかなか出て来ないので、もうダメかもしれない、と思った矢先にまさしく、今日あたり平年並みにようやく出てきた。」というタイミングだったらしいです。
最新情報はこちら。
http://www4.tokai.or.jp/firefly4360221/index.html
上垂木は、垂木川沿いの道から川の上を飛んでいるホタルを見るスタイルで、その延長は約300mにも及ぶので、ゆったりと見ることが出来るのが特徴です。
概ね、以下のあたり300m区間。(この前後でも飛んでいます。)
https://www.google.com/maps/dir/34.8144396,137.991594/34.8138398,137.9886335/@34.8144646,137.9884595,560m/data=!3m1!1e3!4m2!4m1!3e0
そのような広々とした環境もあり、カメラマンさんが三脚と高級カメラ、レンズを携えて、ホタルの舞をなんとか撮ろうと、設定をいじったり、レンズを変えたり、位置を変えてみたりと試行錯誤しています。
知らないカメラマン同士が情報交換しているので、私も色々と話をさせていただきました。
だた、まわりが真っ暗なので、お互いに顔を見ずに話をしているんですよね。
不思議な感じです。
女性カメラマンさんも居たような気がしますが、話をしたのは全員が男性。
もし、このブログを見ておられたら、連絡でもくださいね。
ということで、気合の入っていない装備で、なんとか撮影できたのは以下の写真程度。
真っ直ぐに写っているのは、ホタルの軌跡と思いきや、来場者の安全対策のためのトラロープです。(笑)
ミニ三脚しか持っていなかったので・・・。といういつものいい訳。
場所を橋の上に変えて・・・
横のカメラマンさんのご提案でISO感度を上げてみると、空や周辺がまるで昼間のように写りますね。
実際は真っ暗に近いのですが。
ちょっとISOを下げてみて。
今日は写真を撮りに来たのではないので、そこそこで良しとする。
という諦めの良さ。
大人になりました。
一晩で、無理なくふたつのホタルをハシゴできました~。
両会の皆さま、お疲れさまです。
また、てくてく太田川第18号取材(ホタル自慢会議)の際には大変お世話になりました。
ありがとうございました。
ハシゴのまとめ
てくてく太田川を見てハシゴをされた方が何人かおられる事は、聞こえてくる会話でわかりましたが、ちょっと感想を軽くまとめてみます。
★両ホタルの特徴など
①磐田市ひょうたん池
・市街地の中にあって、ちょっと歩いて、ちょっと車で走らせて、気軽に行ける。
・飼育小屋の中で見るので、とても効率的に、また、小さいお子さんがいても、安全に見られます。(飼育小屋の外の池の方は暗いので、そちらは気をつけてくださいね。)
・ホタルと人間の距離が、とにかく近いです。人の体にとまったり、手のひらの乗っけることもできます。(つかまえないでね!)
・並んで順番に順路に沿って観賞するのですが、混雑してイライラする、というような事は全くなくストレスはありません。
②上垂木ホタルの里
・ホタルの数は、県内トップクラス、という売りに偽りはなく、少ないと言われている今年でさえ多かった。
・自然に囲まれた環境で、雰囲気、空気感が良い。
・会場が広いので、家族揃ってのんびり散歩しながら観賞できる。
・時間を気にせずに、暗い中でホタルを見ながらお話ができる。お付き合いをはじめたばかりのカップルには最適。(???)
※男性の方は、事前にホタルの一生について勉強していき、彼女に色々と教えてあげましょう。(それらしき会話をしているカップルさんが居ました。)
・カメラ男子、カメラ女子には、撮影の腕を磨くチャンス。(他の観賞者の邪魔にならないようにご注意くださいね。)
★★★ひょうたん池、上垂木に共通する事★★★
とにかく、メンバーの皆さんの目が、ホタルよりも輝いている事。←ここはホタルと同時に注目です。
そして、今は、ホタル観賞の真っ最中なので、ホタルホタル、とホタル一色ですが、実は、メンバーさんらは、そのずっと先を見て活動されていますね。
地域の事、川の環境の事、防災の事、人の事、将来の事、実に色々な事を考えて活動されておられます。
太田川情報編集局は、流域で、川に関連して頑張っている方々を応援、また、マッチング・交流促進を目指して活動してきました。
実は、2018年に企画した「ホタル自慢会議」を通じて「ひょうたん池自然を考えよう会」「上垂木のホタルを守る会 」の交流が始まっているそうで、直近で大きな出来事があったようです。
このブログで詳細を記載することは差し控えさせていただきますが、川を通じて、また、静岡県袋井土木事務所の事業を通じて、このような助け合いに寄与できた事は、とても嬉しいお知らせでした。
梅雨直前のこのひと時。
もう、あと少しでホタルが光を放つ期間は終了しますが、この週末はもしかしたらラストチャンスかもしれません。
是非とも、【磐田市ひょうたん池→掛川市上垂木ホタルの里】のハシゴをしてみてください。
空撮映像は以下をクリックでyoutubeに飛びます。
①磐田市ひょうたん池
②掛川市上垂木ホタルの里
てくてく太田川第18号は、道の駅掛川などの公共施設でも手に取ることができます。
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