大田川の支流を訪ねて(№33)逆川(下)

距離の長い逆川を2回に分けて訪ねました。その2回目です。(前回は7/21)
逆川の起点は粟ヶ岳の大きな「茶文字」で知られる東山地区から、道の駅掛川付近を通り掛川市の市街地や掛川城、市役所の近くを流れ、袋井市の原谷川親水公園近くで、原谷川との合流する地点まで23.18kmを流れています。

前回は上流部の約半分の地域をご紹介しましたので、今回は掛川城から河口までの下流半分をご紹介します。

最初のご紹介は掛川城付近です。ここは市街地になりますから、100mぐらいの間隔で何本もの橋が架かっています。掛川城前の橋一つ東側には大手門がありこの近くの橋が大手橋で、この橋から撮影した掛川城とユリの風景や橋の周辺画像です。この付近には3万本のユリが逆川の堤防に植えられており市民が無料で散歩をしながら楽しむことができます。

大田川の支流を訪ねて(№33)逆川(下)
 (ユリと掛川城で、前の川が逆川です。)

大田川の支流を訪ねて(№33)逆川(下)
 (大手橋とその周辺に咲くゆり風景です。堤防の一部に遊歩道が設けられています。)

掛川城のすぐ下の橋は烏帽子の付いた欄干を持つ緑橋です。堤防の両側にはユリが咲き誇り、観光施設「こだわりっぱ」で足湯温泉を楽しんだり土産購入などもできます。

大田川の支流を訪ねて(№33)逆川(下)
 (緑橋周辺の風景。右下の桜は、新種開発の「掛川桜」で、逆川の堤防沿いに植えられています。

そこから2kmほど下ると県道と交差する山麓橋があります。下画像右上は山麓橋から見た右が逆川、左が倉真川で、その左画像は下流側に天浜線が走っています。また近くには掛川市役所や、絵画や芸術品展示の資生堂アートハウス(特別展示を除き無料参観できます)などもあります。

大田川の支流を訪ねて(№33)逆川(下)
 (山麓橋とその周辺施設(市役所と資生堂アートハウス))

そこから川下へ逆川の流れは緩やかに流れ、和光橋、領家高橋などを経由して、垂木川と合流して南下して行きます。右下画像の左が垂木川、右が逆川です。

大田川の支流を訪ねて(№33)逆川(下)
 (上2画像が和光橋付近、左下が領家高橋の上流で、先方に東名高速の橋が見えます。)

2回にわたって、粟ヶ岳下の起点から逆川を訪ねてきましたがいよいよゴールの河口・原谷川との合流点まで来ました。お茶どころを流れ、市街地を流れ、桜やユリの風景も楽しめる見どころの多い川でした。

大田川の支流を訪ねて(№33)逆川(下)
 (原谷川(左)との合流点です。JR愛野駅近くの曙橋から撮影しました。)

※ 逆川=川長 23.18km. 支流№ 18。

取材撮影: 局員 ANOTG


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