平成25年(2013)5月30日、「静岡の茶草場農法」(掛川市、菊川市、島田市、牧之原市、川根本町)は国連食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産に認定されました。
「茶」の文字で有名な粟ヶ岳がある掛川市東山地区。茶草場農法ブランドの確立のため、茶生産と地域づくりに励んでいる方々がいると聞いて編集委員で訪ねてみました。
【赤とんぼ】
④発見いっぱい東山地区
粟ヶ岳のふもと。
訪れる人を東山茶で温かく迎えてくれる「東山いっぷく処」。
すぐそばには、逆川の起点がありました。
よくよく考えてみれば粟ヶ岳も太田川水系ですね。
ここに降った雨は、約35㎞の旅をして福田漁港のある太田川河口に流れ着く。
あまり意識していませんでしたが新たな発見です。
ふと北西を見ると粟ヶ岳の茶文字が間近に見えます。
「週末ともなるとハイキングや自転車で登る人達でとても賑やかです。」と、「東山いっぷく処」を拠点として茶生産と東山のPRに奔走する山城みや子さん。粟ヶ岳を案内してもらいました。
登っていくとなぜか「茶」の文字が見えなくなりました。
登る途中で記念撮影。
(上の写真)さてここはどこでしょう…?
なんと「茶」の文字のホの縦棒の一番下なんです。なんともでかい木。
しかも、お茶の木ではなくヒノキなんです。
今から82年前の昭和7年に最初はマツで描かれた。
松枯れ被害により昭和56年(33年前)頃に、約千本のヒノキの苗に植え替えたとのこと。
茶文字の草冠の横の棒は、てくてくメンバーが測ったら約130mでした。
思ったより巨大で驚き!最初に「茶文字を描こう!」と発案した方がご存命ならば「なぜ植えたんですか?」と取材してみたくなりました。
▼当時の図面
▼現在の茶文字空中写真
書体や大きさがかわったみたいですね。
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