太田川の支流で最も長い川の
原野谷川の上流(掛川市内)を訪ねることにしました。(原谷川の3回目です)
原野谷川は、掛川市北部の市内で最も高い山・八高山のふもとに源流をもちますが、そのすぐ下流に起点がありその長さは、37.88kmです。(支流№12)
流域は上流部が掛川市内を流れ、下流部は袋井市内(ご紹介済み)を流れています。掛川市内を流れる長さは、袋井市内を流れる距離よりも2倍以上あります。
今回は、起点標識のある上流から下流へと尋ねることにしました。
最初にご紹介するのは起点に近い上流部で、観光地ともなっている「
ならここの里」の付近を流れる原野谷川で子供たちが川遊びをしている風景です。上流域ながら川幅のある場所で近くにある温泉施設と共に夏には多くに子供たちが詰めかけます。
(原野谷川・ならここの里の河原で水遊びをする子供たち)
次の画像は起点付近の風景です。原泉地区の市道八光橋に
起点標識が立っています。
(原野谷川起点付近の風景)
少し下ると黒俣地区に出ます。ここには市の保存樹木となっている
コウヤマキが見られます(画像右)。
(黒俣地区の観光案内板とコウヤマキ)
そこから3kmほど下ると「ならここの里」に出ます。温泉や、キャンプ場などレジャー施設がいろいろあります。そしてここには原野谷川唯一のつり橋(長さは目測で30~40m前後)があり、市道とキャンプ場をつないでいます。
(つり橋とならここの里風景)
ここから2~3km下流には洪水調整を目的としたから
原野谷ダムがあります。夏に訪れたときは、ダムにまったく水がありませんでした。
(水のない原野谷ダム)
更に下流に向かうと、掛川市原田地区の地元の方が勧める、美味しい牛乳とデザートの館、「
しばちゃん牧場」がありました。アイスクリームと、プリンをみやげに!
(しばちゃん牧場のアイスクリーム等)
そこを後に更に下流へ。新東名と交差するとすぐに、花ショウブで有名な、「
加茂荘花鳥園」があります。ここは何度か訪問し花菖蒲や、多目的温室、ダイヤモンドリリーなどを見学しながら、庄屋弁当やコーヒーでブレイクタイム。
(新東名の下をくぐり、「加茂荘花鳥園」へ立ち寄ってみました)
すぐ下流の原谷地区には、天浜線が渡る原谷川橋梁と「
はらや親水公園」がありました。桜やこいのぼりの時期に大勢の方皆さんが公園を楽しむ風景を目にしました。
(天浜線の原野谷川橋梁とはらや親水公園)
ここからは川幅も広くなり、掛川市和田岡地区を流れ7~8km先で袋井市に入り逆川を合流し、下流へと流れは続いていきました。
(逆川(右)を合流して川下へ向かいます)
3回に渡った原野谷川のご紹介を終ります。楽しい川の旅でした。
〔参考:第1回の投稿日25.11.15, 第2回の投稿日26.11.3〕
原野谷川河川図
取材・撮影: 局員 ANOTG